「リケジョ」論考 その2
毎日ようにリケジョがらみの記事をみる。
実はいいことづくし。 これからの時代に「女子が理工系に進むべき」7つの理由
まずここで挙げられる7つの理由
1.女性を採用したい企業側の追い風が強い
2.年齢、性別、学歴に関係なく評価される
3.ワークライフバランスがとりやすい
5.理工系の素養は、今やあらゆる業界・企業に活きるスキルである
6.IoTでは女性ならではの視点やアイディアが求められている
7.海外でも技術力で勝負できる
ということらしい。
まず1についてはそのうち消えるでしょうね。
女性が増えれば。
採用した後働きつづけられるか?という問題もある。
2、3、4は研究者ならある程度そういうところがあるかもしれないが、
でも企業に勤める上でもそうなのか?
5に関しては、いわゆる「理系スキル」が社会で役に立つならばそれを理系だけのものにしておくのはもったいない。
6については、
昨日の「リケジョ」論考 - どーなつの連続性定理にあった記事
では
少なくとも基礎研究の現場においては、「女性の視点」とか「女性らしい考え方」は、必要ないし意味もない。
と書いてるのでその差は面白い。
おそらく企業などで働く上で、
いままで男性の立ち入らなかった家事や育児、
また男性主体になってしまっている社会に、
女性の視点で切り込めるということが新鮮なのだろう。
本来は別に女性じゃなくてもいいし、
男性が家事育児をやることで同様な効果が得られるだろう。
これからは多様性が求められると1にも書いてあったが、
企業の戦略としてはそれが新しいニーズにつながることも期待できるだろう。
この記事自体が女性を鼓舞するイベントでのトークをもとにしたものらしいので、
そういう言い方になる部分は仕方ないのかなと思う。
企業とアカデミックで多少環境は違うとおもうが、
女性だから、というよりそもそも全ての人が働きやすい環境になればいいとおもう。