生命とは何か その1
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/06/06
- メディア: 雑誌
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これをずっと買って積ん読していたのだが、
ぼちぼち読み始めた。
福岡伸一氏が、トーステン・ヴィーゼル氏にインタビューした記事、
「ここは科学村、みんながこの村の家族です」
について。
ヴィーゼル氏は、
脳の視覚に対する研究でノーベル生理学
・医学賞を得ている。
目は、視神経は、脳は、デジタルカメラのように映像をとらえてるのではない。
つまり、一つ一つの細胞が、視神経が画素に対応しているわけではない。
形をカタチとしてとらえているのだ。
ざっくりいえば、そんなかんじ。
(ここは専門外なので間違っている可能性があるのでご了承を)
それを発見した人である。
インタビューの中から気に入った部分を抜き出す。
「人生には運が必要ですし、また勤勉でなければなりません。そして科学の分野で好機を見つけるには、結果を残すと同時に、虚心坦懐であることも必要です」
(女性教授が少ない、という文脈で)
「これは、科学の分野で女性がもっている才能を使うか使わないかの問題です。性別にかかわらず、与えられる機会はまったく同じです。」
1つ目。これはわたしも現在博士課程にいて、科学の分野で少なからず好機をみつけたいと思っているため、身に染みる言葉だった。
虚心坦懐という言葉を今一度辞書で引きたい。
2つ目。そして私は女性である。状況は同じで、まわりには圧倒的に男性が多い。機会はまったく同じなのだろうか。
最近、政治家の女性は中身が男だ、そんな話もあった。
女性らしさ、女性がもっている才能、というのもよくわからないが、性別に限らず、求めるものが与えられるべきひとに与えられるとよいですね。
願わくはより研究者という職業が安定するといいですね。
難しい問題ですが。
続きはまた今度。