「学力」の経済学読んだ
文科省につとめている天才的な友人におすすめされて、
kindle版ポチった。
面白かったところ
- 子どもをごほうびでつって勉強させるのはいいけど、勉強のやりかたを教えないとだめ、小さい頃はお金よりモノがよい
- 習熟度教育は意味がある、「平等」はろくな人間をつくらない
- 少人数学級の定義はアメリカでは20人未満、でも費用対効果はわるい(35人でも40人でもかわらない?)
- 幼児教育は学力的な意味ではほとんど意味をなさないが生きる力を身につけることができ、しかも大人になってからでも信じていればその力をつけられる
- 女子の方が成績がよい
- 教員免許は廃止した方が、教員の質があがりそう
- こどもの成績はかなり家庭環境に左右される
などなど。あとでもっとしっかりまとめたい。
この著者が最初の方で、
自分が病気になったときに、まず長生きしているだけの老人に長寿の秘訣を聞きに行く人はいないのに、子どもの成績に悩む親が、こどもを全員東大に入れた老婆の体験記を買う、という現象は奇妙な事態だとは思わないだろうか
とかいている。
東大に3人いれた母親の話が最近話題になりましたよね。
それが万人に役に立つのか?
この本はきちんと実験を行って「科学的根拠に基づいた」ことがかいてあります。
ただ、日本は倫理的な理由で実験が難しいのと、
日本政府?が情報を公開していないので、あまり日本の実例はないです。
それでも、きっと人間の性質として役に立つはず。
子どもをもつひとはみんな一読の価値がある本だと思います。
自分の人生と照らし合わせるととても合点がいく本でした。