研究費に関するもろもろ
河野太郎氏がいろいろやってくれてますね。
この問い掛けに対して「研究者のくせにデータに基かない主張をしていた」 とか、「双方の主張が正しいのであれば、(不正に?)お金が消えているのではないか」とか、「普段声高な人は反論しろよ」などの声が出てきているので、まじめにかつ公開で対応しないと、国民の理解を失う機会になりそう。
— ゲノムのほうの愛ちゃん (@dritoshi) November 10, 2016
頑張りたい。
さて。もし仮に研究費が増えてるとして…なぜ不満が多いかと言ったらこういうことだろう。
単純にバリバリ一線級の研究者であれば競争的資金の枠が増えるのは望ましいわけでしょ。そして研究行政の制度設計を担う「有識者」には東大教授などそういったバリバリ系の人が選ばれるのだから,つまり今の事態は研究者が招いたモノだとも言えるよねー。
— 海洋性ゴリラ研究者@一時帰国 (@the_kawagucci) November 10, 2016
研究バリバリのパワーを持った少数の研究者が「もっと競争的にしようぜ」って正規ルートで提言して出来上がった制度に対して,バリバリからシナシナまで幅広い多数の研究者が「もっと安定的な資金を充実させるべし」って「ついったーらんどのごまめ」に提言している状況なわけだ。
— 海洋性ゴリラ研究者@一時帰国 (@the_kawagucci) November 10, 2016
つまりトップ研究者はこういう状態なのかなと。
都内の名門男子校出身者が東大生の9.5割は努力と環境で作れると思うと言ってて、いやそりゃそうかもしれないけど、その「努力を続けられる豊かな家庭」「進学に理解のある親」「一生懸命やるのを冷やかさない環境」に生まれるのがめっっっちゃくちゃ難しいんやで、と思いました
— 1人でもレーニン (@youneededfriend) November 14, 2016
それは都内の名門男子校出身者に限られた傾向ではなく、学力上位者ほど「自分は努力だけで勝ち上がった」と思う傾向があり、下位者ほど「自分は才能や運に恵まれなかった」と思う傾向がある
— dqndoc@石鹸使うなワセリン塗れ (@dqndoc1019) November 15, 2016
そして、両者を比べると家庭の経済格差は統計的に明らかに有意に存在する https://t.co/85V9ixsy85
ただし、奨学金や補助金などで経済格差を埋めることができたとしても、家庭の文化資本の差は埋まらないし、遺伝的な才能の差も埋まらない。
— dqndoc@石鹸使うなワセリン塗れ (@dqndoc1019) November 15, 2016
それでも、「生まれた時の経済的格差で勉強ができなかった人」が存在すると推定される限りは、経済格差を埋める努力は国家が行うべきだとは思う
っていうのは高校生の話だけど。
高校生=若手研究者、大学院生
学力上位=研究費めっちゃとってる
みたいに置き換えてもそういうことなのかなとか。
研究費の議論ではなかったのですが、
研究費にもこれは言えそう。
@Yh_Taguchi とても示唆深い言葉だと思います。何を普通にするかにもよりますが、一部優秀者ではない普通の人が、普通のママでは生き残れないなら、システムが間違っているのでは、と疑わなければ。
— H1ροakι@分子生物学会 (@piyota0) November 10, 2016
ということなのかなーと。