ドーナツとトーラス
大好きなドーナツを食べていた息子2歳が身振り手振りと少ない語彙を駆使して「ドーナツを食べ進めるとドーナツがドーナツじゃなくなっていく」みたいな哲学ぽいことを言いながらグズっていた
— utamaro55 (@utamaro55) 2014, 12月 15
こんな話がバズっていた。
哲学っていうか数学だなっておもった。
(数学に関しては専門家ではないので多少の単語の定義ずれなどについては目をつぶっていただきたい)
ドーナツの一般的な形(穴が空いているやつ)は、
トポロジー(位相幾何学)的な用語でいうと、"トーラス"である。
有名な話で、
ドーナツとマグカップはトポロジー的には同位相(同じものとみなせる)
というのがある。
トーラス - Wikipedia にあるので詳しくはそちらを。
ここでドーナツを、(手書きですいません)
こんなかんじで食べると、トポロジー的位相が変わってしまうのだ!
この2歳児、とてもかしこい…
なのでトポロジー的位相をを変化させずに食べる方法を発案した。
こんな感じで、外側からまんべんなく食べていって、
最後に穴の周りにのこったものを一気に食べる、という方法である。
これなら最後まで"ドーナツ"でありつづけられる。
2歳児に教えてあげたい。
余談: ドーナツとトーラスの名前が似ているのは偶然。
ドーナツは、
ドーナツ(英: doughnut、米: donut)は、ドウ(小麦粉に水・砂糖・バター・卵などを混ぜた生地)を油で揚げた食品。ドーナッツとも言う。
だし、トーラスは、
From Latin torus (“swelling, protuberance”).
という感じで、ラテン語でこぶとかなんとかの意味らしいので。