大学の数学によせて
このブコメが☆を集めたので、つらつら書いてみる。
大学の数学科でやる数学について - Unhappy Go Lucky!
もう本当大学の数学トラウマなんだけど学び直したい気持ちもある。
2019/03/19 01:44
大学受験のときは数学が好きだった。
というより中学生のころから数学が好きだった。
高校で場合の数・確率で赤点をとったこともあるけど、
でもやっぱり数学が好きだった。美しさが好きだった。
理学部に入ることを決めて、学科は決まってなかったから、
入ったら数学科かな〜とか思ってた。
大学1年の最初の授業。
90分授業の2コマ続き、さらに朝1。
上下に動く黒板x2で4枚の黒板を見る見る間に埋めていく先生。
初回からいきなりついていけなくなった。
というか意味不明で眠い。
もちろん最初の授業は上のページにあった実数の連続性について。
イプシロンデルタ、みんな意味不明、といっていた。
ランダウの記号?なにそれおいしいの状態。
何週間かでて、ドロップアウト。
そもそもまともにノートすらとれない。(寝てしまうから)
綺麗にノートをとっていた超かしこいお友達に助けられる。
単位は、試験がムズすぎてみんなできないのでなんとか通ったのだとおもう。
線形代数は、一応授業は出てたと思う。演習の授業もあったと思う。
でも私は線形代数の単位は1回落とした。
(もう一度取り直した気がする。工学部のほうが簡単と聞いて工学部のほうを撮ってた気がする。あいまいな記憶。。)
演習は確かレポートを出せばよかったとおもうから、
レポートを教えてもらって出していた。
どちらも最初におすすめされた教科書は東大出版会のアレだった。
というわけで大学1年、前期の時点で、
わたしには数学は無理だという思いであった。
化学はそんなに好きじゃないし、生物は苦手だし、
宇宙物理にでもいくかなーと思っていた。
それでも自分でもっとやさしい教科書を買ったり
図書館でみたりしてすこし勉強していた。
一番わたしが気に入ったのはこれ。
これを買って読んでなんとなく微積がわかるようになった気がした。(気がしただけ)
おもしろかったのは、これ。
あとは試験のために、演習をした。
サイエンス社のは大学受験の参考書っぽくて。
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やっと数学が面白いなと感じ始めたのは、
多分二回生のベクトル解析になってからだ。
ベクトル解析は、微分積分学1より概念っぽさがなくなって、
わかりやすかった。先生も良かったのだと思う。
K府先生という人だった。一気に数学への思いが復活した。
さらに、線形代数も面白いと感じるようになったのは
四回生の量子力学で基底関数を学ぶようになってからだ。
そこから、あぁもっと数学をやっておけばと思うようになったのだ。
院試のために、物理数学も勉強した。留数定理とか面白い。
つまり、大学入学当初の数学は超概念的で、
私は概念的すぎるのが苦手で、実体として数学を感じられると、
面白いと感じるのではないかな。
その点で物理に進んだのは良かったのだと思う。
ベクトル解析めっちゃ使うし。
ということを思い出したので、ここに書いておく。
そして、今はまた学び直したいなぁとおもっております。